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日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

寿命の長い現役生活を送る人たちの共通点は?

 

<なつの太陽 いっぱいあびて 海へゆこうよ サマーガール・・♪>。
真夏よりも今の時期になると、この歌詞が自然に浮かんでくる。かまやつひろしさんが、"スパイダース"というバンドに在籍中、作曲しヒットした『サマー・ガール』という曲の歌い出しである。堺正章さんと井上順さんのツインボーカルが懐かしい。

かまやつさんの経歴はすごい。カントリー・ミュージシャンでスタートをして、ロカビリー歌手として、日劇ウェスタンカーニバルに出演。その後、GS(グループサウンズ)ブームの先駆けとして活躍。この時代にヒット曲を多く作り演奏をしている。

 

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GSブームが去ると、ソロで吉田拓郎さんたちとシンガーソングライターとしてがんばっていた。かまやつさんは新旧の交友関係も広く、ロカビリー歌手時代には、(石原裕次郎さん、小林旭さんに続く)日活の「第三の男」といわれた赤木圭一郎さんとも親友であった。
輝かしいスターの座を約束されていた赤木さんは、21歳で他界した。日活の撮影所で休憩時間にゴーカート事故を起こしたのが原因である。

その現場には、かまやつさんもいた。
おたがいにカーマニアで、その日、セールスが新型のゴーカートを持ってきて、ふたりは順番に試乗することになっていたらしい。外国製の車で、アクセルとブレーキが逆だったという話も訊いたことがある。もし、かまやつさんが先に運転していたら・・・。
もう、53年も前の話である。

 

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どんな職種でも、現役の第一線を長く務めるということはたいへんなことである。
プロ野球・中日の山本昌(本名・昌広)投手は5日、阪神戦に今季初登板で初白星。49歳。最年長勝利のプロ野球記録を64年ぶりに更新した。

子どもの頃からたくさんの野球選手をみているが、この歳で阪神の強力打線を封じこめる投手は初めてである。来年も続けてくれるようなので、ついに50歳代の現役選手が見られそうである。今から楽しみである。

ONといえばスター選手の代表格のようである。このふたりの引退シーンを思い起こせば、
長嶋さんは38歳で、すべてを出し切ったような状態だったと思う。子供心に、随分歳をとられたように感じていたが、今の山本昌投手より11歳も若かったのである。

王さんの場合は40歳であったが、引退の年にも30本塁打を放っている。
巨人・現役選手の今の時点での最多ホームランは、ロペス選手の21本である。40歳の王さんにはまだまだ続けてもらいたかったのに、残念である。

 

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山本昌投手は、41歳でノーヒットノーラン、42歳に200勝を達成している。
デビュー後はなかなか芽が出ず、どん底の4年間は一度も勝てず、クビになったらどうしよう、あと何年野球ができるのか、とビクビクしながら過ごした時期もあった。
いくら若くても、球団から必要がないと判断されたら、そこに留まることはできなくなる。入団以来31年目のシーズン。移籍未経験のままで現在に至る。

<守りに入っていない>、<新しいことへの挑戦>を怠らない。本人の信念である。
若手と同じように 基礎的な練習を妥協なく行い、基本を変わらずに積み重ねる。
ベースになるものを変えずに積み重ねていく。<その積み重ねこそが結局の結果>と言い切る。根気強さ。いくつになっても謙虚であり続けること。教えを聞く姿勢は今でも若手と変わらない。

 

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山本昌投手が今季初勝利をおさめた日、ボクシングの八重樫選手がWBC世界フライ級王座を明け渡した。4度目の防衛失敗で初のKO負けであったが、自身より若く無敗の強豪相手に真正面から向かう姿はものすごかった。結果、負けはしたが攻撃的な発想は若者を上回る。あの精神力の強さには頭が下がる。まだまだ現役でいてほしい。

現役を長く続けられる源(みなもと)は、人それぞれにちがうだろうが、共通するなにかがあるように感じる。こころの中には激しい闘志が渦巻いているのであろうが、一見すると実に飄々としていい表情なのである。どんなことでもさらりと吸収してしまうしたたかさも感じられる。

 

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