日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

2対8は絶妙なバランス

 

 私はいつも「にっぱちの法則」と呼んでいるが、「80対20の法則」や「パレートの法則」などと言われている。経済学者のパレートが発見した、仕事効率を考える時に役立つ黄金比率のことである。

2割の金持ちが全体の8割の資本を持つとか、2割の社員の売上げが全売上げの8割を占めるといった「2と8の比率」として使われることが多い。

  

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 2対8の持つふしぎな力はまだある。

  •  文章で使われる単語の8割は、全単語数の2割に当たる頻出単語である。
  •  都市の交通量の8割は、都市全体の道路の2割に集中している。
  •  ソフトウェア利用者のうち80%は、全機能のうち20%しか使わない。
  •  所得税の8割は、課税対象者の2割が担っている。

思い当たる節がどんどん出てきそうであるが、かつて私も実際の数字で「にっぱちの法則」を確認したことがある。

 

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 ふたつの営業所の数字を、シェア別に分析したところ、「にっぱちの法則」が見事に当て嵌まった。社内の2割のセールスが8割の売上げ成績をあげ、8割のセールスが2割の売上げ成績であった。もちろん、ぴったりではないが、かなり近い比率であった。そして、数多い顧客別の売上げに関しても、2割の顧客が全体の8割の売上げ、8割の顧客が2割の売上となった。(顧客の)その2対8が保たれているうちはよかったのであるが、1対9になって危機的状況に陥った。

さて、比率以外でも、段取り8分に仕事が2分、とか、8分の力で12分の効果などと、なにげなく「にっぱち」が使われているようだ。腹8分目は、カロリー制限で長寿遺伝子がONになる目安らしい。実験で、食べ放題にしたマウスの平均寿命が74週であったのに対し、食事の量を80%に制限したマウスは122週と、1.6倍以上に延びたことが報告されている。

 

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 昨季のプロ野球では、12球団中でホームラン数1位のヤクルト・バレンティン選手が60本、同2位のDeNA・ブランコ選手は41本で、ふたりの合計が101本。

この数は、パリーグでホームラン数が1位のソフトバンクの(チーム合計)125本の約80%にあたる。ちなみに、ふたりの合計より(ホームラン数の)少ないチームは、12球団中5チームもある。ふたりの偉大なホームランバッターで、なんらかの「にっぱちの法則」が当て嵌まらないものかと、今から楽しみにしている。

 

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 二八(にっぱち)といって、2月と8月は商売が落ち込むということで、昔からよく使われる言葉がある。多くの業種で二八が該当するといわれている。例えば建築などの場合、正月明け早々の2月や、先祖が帰ってくる8月に家を建てる人は少なかったり、小売店の場合、2月は寒さ、8月は暑さで客足が減り、景気が悪くなるという。

はたして、今年はどういう二八を迎えることになるのやら。

 

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