春よ来い!
春を連想してみると、やはり花であろうか。
私はずっと桜の花だったのが、いつのまにか菜の花にすり替わっている。菜の花を見ると、春を感じてうずうずしてくる。
写真は神奈川県二宮町の吾妻山である。とくに、ここの菜の花が大好きなのである。撮影したのは今年1月の下旬。早いもので、あと1ヶ月でこの風景を見られるのである。
私の知る範囲ではどこよりも早く、おまけに富士山との2ショットが楽しめる。
季節は真冬なのであるが、ここに登るまでに汗をかき、上に着ているコートを脱ぐほどに暖かくなる。電車のときは、駅前のコンビニで冷たいビールを買って、富士見酒と花見酒の両方を楽しむこともある。それからも春に向かい、ドライブがてら遠出をしていて、菜の花畑を見つけながら大いに楽しめる。
ドライブといえば、今月の初めに新車が届いた。9年ぶりに車の買い替えである。
キーレスの車は代車や仕事で何度かは乗っているが、鍵のない感覚にまだ馴染めない。買い物などで駐車して、外に出るときなど、ドアの鍵がかかっているという気がしないのである。長年、車を乗っているが、鍵が存在しないという概念がふしぎでたまらない。
車がコンピュータと化して、(私が)そばに寄ると身に着けている送信機と勝手にやりとりをする。車の中に入いれば、女性の声で日にちを教えてくれたり、いろいろ話しかけられる。
登録済みの私のスマホも、すぐに認識される。うっかり忘れると即座に見抜かれてしまうのである。いつぞやは、急発進を軽くしただけなのに怒られた。
認識されたスマホで、車そのものが電話器になっているのではと錯覚しそうになる。スマホにまったく触れずに電話のやりとりができてしまう。運転中に友人と通話していると、まるで隣に乗せてドライブしているような気になってくる。ハンズフリーで話すのとはまったくちがう概念なのである。ナビなどのモニタ(マイク内蔵)から電話をかけたり受けたりと。音量などは、ハンドルからの操作だけ。スマホに音楽を入れておけば、無線通信(Bluetooth) でカーオディオから聴くことができる。まさに、すべての機器がデバイスとしてつながる。
音楽はスマホではなくiPodを愛用している。以前からiPodの2千7百曲を活かせないかと思っていた。それが、たった1本のケーブルでかんたんに実現した。カーオーディオのランクを上げれば、内蔵のHDDに3千曲ほど入るのであるが、その価格差を小さなiPodが見事にクリアしてくれた。運転しながら2千7百曲を、シャッフル再生して聴くということが、なかなかの快感なのである。そのために、ぜひとも長距離ドライブをしてみたいと思う。今から(広い菜の花畑の)黄色い絨毯を眺めながら、快適なドライブを楽しむ自分を想像してしまう。
さて、今週のお題「2013年に買って良かったもの」は車、と言いたいところであるが、なんといってもこのケーブルである。ネット検索してみると、百円ショップでも買えたりするらしいが、私は奮発してAmazonさんにて、345円(送料なし)で購入した。
それにしても、車は付加価値の部分がどんどん新しくなっているのに、運転をするという行為だけが、古いまま取り残されているような気がしてならない。