日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

昔の名前で出ている彼

 

京都にいるときゃ~~♪ で始まる『昔の名前で出ています』という曲がある。カラオケの初期で、8トラ(8トラック・カートリッジテープ)の時代によく歌われていた。歌に出てくる主人公は可憐な女性であるが、私の(ネットで知り合った古くからの)友人で、この歌の如く何度も名前を変える男がいる。

 

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名前といっても、ネットで使うハンドルネームのことである。ハンドルネームなので、いくら変えても本人の勝手なのであるが、ネットでの絡みが多くて、相手をする側からすると、不便このうえない、という状態なのである。また、名前だけでなく携帯の機種変もよくする。

 

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急に「私の名前が変わりました」と見知らぬアドレスから、私の携帯にメールが入る。もちろん、前の名前ではないのでいたずらかと思いつつ、「あなたはだれですか?」と返信。それでやっと彼だと判明する。

 

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ハンドルネームは十回くらい変えているのではないか。その中には、ネットで「私の名前を考えて下さい」と図々しく公募したこともあった。そして、お仲間の女性に「夢くん!」と名付けられて大はしゃぎ。もちろん私たちはどっちらけ(これも死語か?「ドッとシラける」の意)。彼はといえば、「すてきなお名前ね」などとメールで女性におだてられて、ますます有頂天。

 

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そんな彼も今では一番最初の名前に戻っているようだ。その名前とは、(なんのことはない)彼の本名そのものなのである。どうせそうなるのなら、ずっとそうしてほしかった。彼のために何度アドレス帳の入力変更をさせられたことやら。

そういえば、その彼とも久しく飲んでいない。たまには会いたいと思うこともあるのだが、「いや待てよ!」と、自分で打ち消してしまう。なんといっても、あのけたたましさが、ずっと私の脳裏から離れないからなのである。

 

 

今週のお題「紅葉」