日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

膨大なものを身近に感じるための方法

 

以前、ラジオで聴いた話である。なにかの学者さんだったと思うが、どなただったのかは車の運転中でメモをとれなかった。膨大な数字などは、お金に換算してみるとわかりやすい、という話なのである。

たとえば...地球が誕生して46億年。ホモ・サピエンス(=新人)が誕生して20万年とすれば、46億円の地球の中で、人類の関わりは20万円というように。

 

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人間ひとり単位では、関わる歴史などホンのわずかである。80歳まで生きたとしても、46億円の中の80円。そのわずか80円でそれぞれで何が買えるのか

それでも、明治維新の精神的指導者であった吉田松陰さんなどは、たった29円しか持たなかった。数多くの先駆者たちも100円足らずの中から、たくさんの遺産を我々に残してくれている。

 

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スティーブ・ジョブズさんが56円の中で残してくれた数々のモノ。もし、彼がいなければiPhoneやiPadが我々の手の中にはないだろう。

日常、なくてはならないものは、100円足らずの中から生まれたものばかり。すばらしい音楽や文学、絵画もそうである。

 

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それともうひとつ。地球の46億年を1年間に換算してみる方法。こちらはなにかの本を読んで、書いたままのメモだけが残っていた。

地球の誕生から今までが1年(8760時間)だとすると、人類が過ごした時間はわずかに23分らしい。たった23分の人類史。人間は宇宙の中では新参者だということがよくわかる。

そして、30~40秒(ほぼ数千年後)ごろ、環境破壊と氷河期で滅亡するのではと考えられている。地球規模の1年間では、人類の余命が残り1分を切っている。人類が地球上にいられるのは、地球の1年の間に(合計でも)24分弱だけのようだ。

限りのある、地球や人類、動物たちの生命。草木や生物のあらゆる生命は、どこからやってきてどこへ行くのだろう。