日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

それぞれの面

水の面と書いて「みなも」と読む。とてもきれいな言葉に感じる。私は、湖の水面(みなも)を見るのが好きである。湖面という言葉もあるが、ふだんは使わないので言い慣れていない。「鏡のような―」という表現に用いるようであるが、「こめん」では「みなも」のようなときめき感が乏しくなるように思える。

 

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川の面と書くと「かわも」であるが、「かわつら」や「かわづら」とも読まれるのでややこしい。やはり、「かわも」の方に情緒が感じられる。海の面ではどうだろう。ふつうは「かいめん」と読むのであろうが、「うみづら」とも呼ばれるようだ。川面と海面には流れや波が立つ。それに比べて、湖面は静かだというイメージが強い。それでも、前に訪れた十和田湖では、(気象条件が悪かったせいか)強い波が立っていた。

 

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一週間前の台風では、各地の海と川も大荒れであった。ふだんの海面と川面の表情が一転していたはず。湖面も動揺していたことと思う。数年前、台風直後の湖に行ったことがある。いつもきれいな湖面には、あふれるばかりのゴミが浮かんでいた。

 

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小さな公園や自然公園では、池がよく見られる。それぞれの大きさと、ちがう形の池をながめたりと、散歩する人たちは多い。遠くに行かなくても、近所の池でゆっくり過ごせるであろう。

やはり、池の水面を見ながら考えてみた。池面という言葉はあるのだろうか。ネットで検索すると、「ちめん」らしき呼び方も出てきたが、日常的には池面が使われず、「池の面(おもて)」とか「池の水面(スイメン・みなも)」という言い方になるらしい。

しからば、私が勝手に命名してみたい。池面とかいて「イケメン」と読む。なんと響きのいい言葉なのだろう。

 

今週のお題「秋の準備」