なぜか気になる川
今年の2月下旬に一度だけ訪れた川が、その後も忘れられずにいる。このときは、松田山(神奈川県)に登り、菜の花と早咲きの河津桜がお目当てであった。しかし、山頂から松田町の風景を眺めていたら、川が見えてとても気になった。それが酒匂川であった。
松田山からは、富士山や相模湾の先にある大島も眺めることができる。それなのにこの川に心惹かれて、下山すると徒歩で向かった。
肉眼でみるとすごくいいのであるが、写真にするとその良さがまったく感じられない。たしか、ブログでも一枚使ったくらいで、あとは花と富士山などの風景がメインだったはず。それなのに、この川に興味がいっぱい。また、ここに来て撮影しても、うまくはいかないと今は思う。
実は、ここに来てから十度ちかくこの鉄橋(小田急小田原線)をロマンスカーで往復している。ここを通過するときは、缶ビール片手にほろ酔い気分のときばかりなのである。そして、この近辺で必ず車窓の風景に釘づけになっている。春、夏も四季の移り変わりを感じられてなかなかよかった。ぜひとも散歩をと思いつつ、いつも小田原や箱根に抜けてしまう。通過地点で酔眼に映る風景に感動しているだけなのかもしれない。いろいろな意味での気がかりがとても大きい。