遊園地
昨日、十数年ぶりに遊園地へ行った。
久しぶりのわりには、それほどの変化もなく、懐かしかった。
私の一番の想い出の遊園地といえば、多摩川園であろうか。
子どもの頃によく連れていってもらった。お化け屋敷や菊人形が忘れられない。
他にもいくつもの遊園地に行った。しかし今は廃業になっているところがある。ドリームランド、向ヶ丘遊園、多摩テックなどである。
自分だけでなく、子どもたちも連れて行った遊園地ばかり。
向ヶ丘遊園は、撮影会の仕事でもよく通った。
思えば、遊園地というのは、自分が子どもの頃は親と、思春期には友だちや異性と、家庭を持てば家族でと、そして孫ができればまた一緒にと、何度もお世話になる場所である。
何度もお世話になるのであるが、それぞれの節目には疎遠の期間が長くなる場所でもある。そのあいた時期が埋められず、遊園地の経営もたいへんなのであろう。
遊園地からテーマパークという方向で、流れを変えたのはやはり東京ディズニーランドであろう。私もオープン直後何度か出かけている。
遊園地での乗り物が、アトラクションという呼び名になっていたり、新しさを随所に感じられた。時代が変わるのだ、と感じたのも、つい昨日のようである。
でも、あわただしい時間が経過してから、昔ながらの遊園地でのんびり過ごしていると、気持ちがタイムスリップしたように心地よく感慨深いのである。