日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

換算してみれば

韓国ウォンを日本円に換算してみると、1ウォンあたり0.09円(端数を四捨五入)だとか。

韓国のドラマで、市場の買い物のシーンにて、魚を物色している女性が値段を聞いていた。「1万もするの? 高すぎる」とのリアクション。それを観ながら魚が1万? と一瞬気になったが、換算してみれば9百円のことだったのだ。

やはり韓国のドラマで、商取引や借金の話などのシーンでは、億単位の数字がポンポン飛び出す。その都度、頭の中で円に換算をするのであるが、金額の単位が大きいので、韓国はかなり景気がいいという気にさせられる。

しからば自分の身の回りで円をウォンに換算したら、気分だけでもリッチになれないものかと思い始めた。例えば、自分の財布の中身やヘソクリを9万円持っていたとしよう。何となく微妙な金額であるが、それをウォンに換算すると百万ということになる。

百円ショップであれこれ買い物を楽しんだとしよう。品物の単価は税込で105円である。ウォン換算してみれば1167にもなる。何個も買い物をしたらセレブ買いの気分がたっぷりと味わえそうである。

話は変わるが、もうひとつリッチな気分を味わえる事に最近気付いた。ふだん何気なく使っているパソコンである。安く購入したノートであるが、標準装備されていたメモリは2GBしかなくWindows7では不具合が生じた。そのため、ネット購入で3千円台の8GBメモリを手に入れて挿し替えた。

さすがに8GBのメモリは快適で、パソコンがサクサク動いてくれる。それにしてもメモリはずいぶん安くなったなと、昔を思い起こしてみた。私がパソコンを始めた頃は、メモリの価格が1MBあたり1万円であった。業界では、メモリ1MBで1万円を切る時代になりそうと騒がれていたほどである。

さて、メモリの単位も換算してみよう。皆様ご存知のとおり、1GBは千MBである。あの当時の金額に置き換えてみると、なんと私のパソコンの中には、8千万円ものメモリが格納されているということになるのだ。

物価だけは上がり始めているようであるが、なかなか不景気風から逃れられない我々。せめても考え事だけでもリッチでありたいものである。それにしても、春を感じながらも懐の中は長い冬のまんまである。