日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

辟易のCM

衆議院議員総選挙が終わりホッとした。
なによりもあのCMを見なくてすむからである。
顔も見たくないほどの嫌悪感があった。いくら党の代表だからとはいえ、あの大顔がさらにアップになり、気分を逆なでするようなことを得意になって語っている。
ハイビジョンの高画質と大型画面のテレビであることを、この件でだけは本当に後悔させられた。もちろん、CMが始まればすぐにチャンネルを変えるが、変えたチャンネルでもまたあの最悪なCMが始まる。もう、いい加減にしろ!との怒りで、テレビをオフにしてラジオをつけた。するとどうだろう。今度はラジオからあのCMが始まった。

それにしても、前与党は無駄なお金がたっぷりとあるようである。
あれだけの本数のCMを流すのにはどれだけお金がかかるのであろうか。
もしかして、前与党は荒稼ぎできるおいしい商売でも見つけているのだろうか。
もし、万が一にでも、あんなインチキでくだらないCMを数多く流すためのお金の出所が、我々の税金からだとしたら、ぜったいに許されるべきではない。
「決断だ、自分は決めた」などと得意になっている消費増税。
小野党などには目もくれず、自党の反対者も追いやり、そしてすべてツケが回される国民の意志などまったく無視。増税以前にするべきことは山ほどあるのに、すべてが他人事でなにもやらない。国民の感情を踏みにじるとはまさにこのことである。

この衆院選で、公示前勢力230だった議席数が57という結果。4分の1以下になった。
この数字の責任だけでも相当のものであるが、3年前の衆院選で獲得した議席数308からの減少の責任は言語道断もいいところ。党内から国民目線でものをいう議員に耳を傾けず、党を私物化するがごとく断ち切ってきた。今回の結果は自ら招いたものでもあるはず。
そのことに本人が気づいていないとしたら、政治家としてもど素人で、総理になるべき器でもない。そして、今回の国民の審判を見てつくづく悔やまれるのは、もっともっと早く解散総選挙をしてもらいたかったということ。

このような状況に、あの身勝手な言い分のCMを流されたら、人はどう思うだろうか。
この言葉はまだ流行っているのかわからないが、KY(空気を読めない)の最たるものである。こういう人間に政治をまかせなければならなかった、ということがとてもつらい。