日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

カラオケ昨今

今のカラオケランキングを見てみると、AKB48人気が突出してすごいのかなと思っていたが、最近の流行歌だけではなく何年も前の楽曲もよく歌われているようである。
ジャンルやアーティストも広範囲で、私たちの聴き馴染みの曲も定番として残っている。

カラオケとのおつき合いも40年弱になるのだろうか。
初期には8トラといわれた8トラック(8トラック・カートリッジテープ)の機器で、スナックやパブのコーナーに設けられたステージで、歌詞カードを見ながら歌ったものである。後に、レーザーディスクなどでモニターが付いて、歌い始めがわかるようになったが、歌詞カードだけの頃には歌い出しに気を遣い緊張したものである。

当時はカラオケボックスも存在せず、歌いたいときにはおねえさんのいる高いお店に行くしかなかった。そこで、各テーブルのお客さん同士で、真剣に歌合戦が始まったりして、けっこうおもしろかった。また、それぞれに持ち歌があって、見ず知らずだったお客どうしでリクエストし合うこともよくあった。バブル期のよき時代でもあったから、こころが豊かに交流できていたのであろう。

ちなみによく歌われていた歌手というと、増位山さん、裕次郎さん、美川憲一さん、箱崎紳一郎さん、フランク永井さんなど。あとは、ムード歌謡グループの楽曲も大流行だった。
私達は若者で、当時の若いアーティストたちの楽曲もギターなどでよく歌っていたが、カラオケの場ではおじさんたちの懐メロをいっしょに歌って盛上っていた。

カラオケボックスで、あの時代にリアルタイムで聴いて歌っていたニューフォーク、ニューミュージック(今では死語?)を今はよく歌うが、カラオケで歌う歌とはまったく別物という扱いで封印していた自分が懐かしい。

また、最近は中高年のひとりカラオケも目立つようになっている。
先日に行ったときも数人いた。中には、管楽器を持ち込んでカラオケと共演している方まで。私はまだひとりカラオケの経験はないけど、自分だけの世界のカラオケの歴史をたどるのもおもしろいのでは、という気になっている。