日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

今 観たい映画

話題の映画といえば、『ブラック・スワン』や『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉』などですが、今 とても気になる映画があります。
『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(Inside Job)』です。

残念ながら、近所の映画館で上映されていないため、まだ観る機会は得られていないが、とても食指が動かされる映画の予感である。

この作品は2010年作品で、「アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門」の受賞作。
100年に一度といわれた(2008年からの)世界金融危機「リーマンショック」を「内部の者による犯行」という視点からとらえているらしい。

サブプライム危機とリーマンショック。

過度な金融規制緩和が挙げられる。住宅ローンを証券化して販売することにより(長期間リスクにさらされなくなり)銀行の住宅ローンの審査が甘くなったところ、仕組みにリスクを抱えたサブプライムローンが導入された。
 
証券化商品は金融商品として世界中に販売され、倒産リスクのヘッジのためのCDSクレジット・デフォルト・スワップ)も導入した。格付け会社もそれらの会社や金融商品によい格付けをつけていた。

そのシステムが徐々に崩壊していく。政府は、リーマン・ブラザースを破産させたが、AIGは守りその他の投資銀行も救済した。その過程を、作品名のとおり「内部の犯行」としている。景気対策も含め、結果として米国の財政赤字が激増した。

ところが、米国では金融危機になっても、政府から財政を悪化させるほどの多額の金額の援助がなされ、結果的にその援助が関係者の懐に入ったらしいとのこと。
そういった行為全体が詐欺のようだとこの作品では訴えている。

上記概要はネットからの引用で、自分では観ていないから感想らしきものも言える段階ではない。この映画の紹介記事でも、(ドキュメンタリー映画なので)ストーリーはなし、ということになっているが、私にはものすごいストーリーを感じてならない。

脚本のない現実のストーリーほどスリリングなものはないのではないか。
おそらく海賊映画よりもハラハラドキドキ。そして、怒りがあらわになるかもしれない。