家飲みブーム?
「家飲み」なる言葉をよく聞くようになりました。最近の言葉だと思うのですが、昔は聞いたおぼえがありません。たしかに、不景気の影響なのか忘年会シーズンのわりには周りが静かです。これからにぎわうのかもしれないですが、年々おとなしくなっていくような気がします。家で飲んで食べたほうが安いしゆっくりできますしね。
以前、外での飲食は高くても場所代だから、という意識でした。今はその意識が変わっているような気がします。喫茶店などでもかつてはコーヒーがもっと高価で、ラーメンを食べられそうな金額があたりまえでしたが、長時間でもゆっくりいられる場所という価値感で重宝していました。それが今は格安で飲めるコーヒーやおかわり自由のフリードリンクが主体になり、昔ながらの喫茶店がどんどん少なくなっています。
飲食店の形態やシステムも変わり目なのかもしれません。居酒屋では、時間帯により飲み物が半額とか、ドリンクの無料券を配布しての競合が激烈になっています。大人数の忘年会などでも、飲み放題のウケはいいようです。
価格競争がこれからも激化してくると、アルコール類のフリードリンクはあたりまえで、喫茶店のように昔ながらの居酒屋はどんどん減ってくるかもしれません。ちょいと軽く一杯という風情も廃れていくのが寂しい気もいたします。