日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

いやぁ〜 残念 惜しかった

昨日、めずらしく大相撲をテレビで観た。リアルタイムのテレビ観戦はいつ以来だろうと記憶をたぐると、今年の初場所朝青龍が優勝をしてガッツポーズをしたシーンを思い出した。考えてみると、今年はまだ朝青龍が相撲をとっていたのである。その場所の13日目で黒星を喫した白鵬がそのあとから無敵の相撲で白星を重ねた。

昭和の名横綱 双葉山の69連勝記録は、今から71年前の1月場所3日目だそうである。もちろん私も生まれる前のできごとで伝説的な話として知っているだけです。その後も名力士、名横綱を数々観てきてはいますが、その大記録にまで切迫したことはなかった。69連勝以前の記録としては、228年前に谷風が63連勝を達成しているとか。その大記録に(九州場所初日の)一昨日、白鵬が並んだばかりである。

勝負はあっけないほどの完敗だった。連勝記録は別としても、あの強い今の白鵬がああいう負け方をするのはめずらしいことではないだろうか。激しく攻められてはいるものの、全力での反撃がみられて見事な逆転勝ちにもっていくものと思われた。相手力士の稀勢の里白鵬の反撃をものとせずに粘り勝った。勝負のあと、観客も白鵬もテレビの前の私も茫然としていた。間が抜けたようなふしぎな空間であった。

谷風の持つ63連勝、そして双葉山の69連勝というのはとてつもない大記録であったということである。一生のうちに一度見られることもないほどの大記録。それが今場所に記録越えをできる可能性があったということ。とにかく、谷風の63連勝に並んだ白鵬は立派であった。まだ若くて強いのだから、今後の可能性も楽しみである。

また、その記録を阻止したのが日本人力士であったというのも意外に感じた。日本の国技の(最たるものの)大相撲なのに、外国人力士がいなければ成り立たないほどに支えてもらっている。白鵬の記録を破るのも、当然 外国人力士だと思い込んでいた。

あと、気になったのは観客数がとても少なくなっていること。久しぶりのテレビ観戦だからそう見えたのかもしれないが、白鵬があんなにがんばっているのに、相次いだ協会のトラブルの余波なのだろうか。そういう枷があるからこそ、白鵬が強くなっているのかもしれないが。