日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

浜省さんの名曲「マイ・ホームタウン」の現実

山や森林を大々的に切り崩して、巨大なニュータウンを開発し始めたとき、そこを車で走って仕事をしていました。その後に就いた職では、そこに住みつくマイホームブームで、ハウスメーカーから排出される大量な建材の廃棄物の対応でした。そして今は、その中にいるお客さんへの訪問の仕事で、流れがつながります。

日本の経済の衰退もそうですが、私の仕事の中でも同じテンポで妙に結びつくものを感じます。ついでに言いますと、バブル絶頂期後の好景気の煽りでマイホームを手に入れた人たちの今は、それはそれはたいへんです。奥様たちが必死に働いて、せっかく購入したマイホームのローンに挑むがごとく、家でくつろぐ暇も得られません。

エネルギーの放出には何割かのムダが付きものといいます。たとえば、電球が光を放つときはその電球に熱を持つ。こういうムダな要素があった時代は、その熱の分だけの余裕がありました。今は、車のハンドルの遊びがまったくないままの舵取りばかりのような気がしてなりません。