日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

時代・歴史

ガリ切りの名人と語呂合わせ

ふと、懐かしきことが思い浮かぶ。あの頃...手軽にプリントを作るとき、謄写版印刷機が欠かせなかった。どういう訳か、我が家にもあった。ロウ引き原紙に鉄筆でガリガリと音をたてて文字を書く。あのガリガリ感覚が蘇る。 そこからガリ版と呼び、その作業を…

なまいきに親しみ込めた時代

木の上に小屋を作ったのは映画『スタンド・バイ・ミー』の少年たち。『トム・ソーヤーの冒険』が洞窟の中。“秘密基地”は世界の共通語かもしれない。 こちらもある意味で当時の若者の“秘密基地”だった。あの新宿西口地下広場のフォークゲリラにも似た風景でス…

子どものときからあのまんま

位置商標というのがあるらしい。特定の場所に配置された図形や色で商品が識別できる場合に認められるものだという。 特許庁によると、国内での位置商標は約50件が登録されている。その中に日清食品ホールディングスの主力商品である「カップヌードル」も含ま…

未来と過去のどちらがお好み

「適当」という言葉は文脈により意味が変わる。「今は過ごすのに適当な気温だ」と使えば、状態や性質が求める条件に合うことになる。かたや「適当に相づちをうつ人」となれば、軽々しいイメージである。 「さばを読む」は数をごまかすことに使われる。青黒く輝く魚体…

豪商と庶民のちがいは宿泊費

昨日、麻疹(はしか)の記事が新聞に2件載っていた。大阪市阿倍野区のあべのハルカス近鉄本店で、従業員が相次いではしかに感染。市保健所は14日、新たに客6人と従業員1人の感染が判明したと発表。従業員の感染は計10人で客と合わせた感染者が計16人…

かつては誰もが若者であった

<故障するわけさ。メード・イン・ジャパンだ>。SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のシリーズ第3作にあるセリフだ。 親友の科学者ドクが発明した自動車型のタイムマシン「デロリアン」で、カリフォルニアの高校生マーティは冒険を繰り広げる。 1…

鏡を見なければ正せぬ我が身

平成を言い表すキーワードで、良く言えば“成熟”、悪く言えば“停滞”が当てはまりそうである。経済は人の営みといわれる。人口が増えないことで、低迷するのはしかたない。人口構造でも高齢化が進んでいる。 IT(情報技術)が本格的に普及し始めたのが1988…

何度もめぐりあえない12月

元号が変わるのに、来年のカレンダーには明記されない。もどかしい12月だ。 “明治”の1つ前の“慶応”を定める際、他に40もの案があったとか。『書経』の一節「地平天成」から引いた“平成”の2文字も候補の一つだった。約120年を経て日なたに出たのが今の…

和ませることに長けた立役者

急速な戦後復興を続ける日本を、アメリカは“驚き"の目でみたという。やがてそれは“警戒"、“脅威"へと変わっていった。 日本製品の流入は目を見張るものがあった。ナショナル(現パナソニック)、ソニー、東芝などの電化製品。トヨタ、日産、ホンダなどの自動車…

知っていたつもりの理論付け

靴ひもはなぜ、歩いていると突然ほどけるのか。それは長年の謎だったらしい。昨年、米大学がその謎を解明したとのこと。ビデオで、ひものほどける場面を高速撮影して、仕組みが紐解けたようだ。 歩くときに地面を繰り返し踏むときの衝撃が、靴ひもの結び目を…

宇宙エレベーターと日本衰勢

2012年、大林組は宇宙エレベーターという構想を発表した。高度約3万6000キロ・メートルの静止軌道上に宇宙ホテルを備えた「静止軌道ステーション」を建設。地上との間をケーブルで結び、エレベーターで人や荷物を宇宙に送る。 時速約200キロでエレベーターを…

人生の時間の流れとは案の定

<冬来たりなば春遠からじ>。この時期に合う英詩の一節である。厳寒の2月から3月へのかわり目には安らげる“なにか”がある。天気予報での“春の気温”は、日本中どこでも3~5月をさすらしい。 毎日、必ず日没と日の出があり、例外なく1年で四季は一巡する…

隠れたる偉人伝と某国の逸話

<無用之用(むようのよう)>とは、老子や荘子でよく使われる逆接的な理論だ。意味は、「一目見たとき役に立たないと思っていたものが、重要な働きをすること」。 喩えば、人が地面に立つとき、足の裏が収まるだけの面積があれば足りる。しかし、立っている場所…

生真面目なるサラリーマンは

昭和の時代を思い浮かべると、あくせく働くサラリーマンがいる。その家庭風景は、家にモノが増えるよろこびに満ちていた。 電化製品、家具、すしの出前や車。どれも新しいモノばかりで新鮮だ。高価で手が届かないはずの車や、カラーテレビ、パソコンも、いつの…

グローバル時代のアリジゴク

ふだん何気なく使う言葉には、歴史の重みの潜むものもあるという。「感謝感激、雨あられ」は、日露戦争が題材で筑前琵琶の一節で「乱射乱撃・・・」のもじりだという。 「この際だから」は、関東大震災直後の流行語らしい。東日本大震災後、明かりの減った街路を歩…

とりとめのない話を寄せ集め

<ひどい妻 寝ている俺にファブリーズ>。 おもしろい話の断片につい反応してしまう。おなじみのサラリーマン川柳にあった。 汗をかく季節の真っ最中である。季節を問わず、“メタボ臭”、“加齢臭”なる言葉もある。 どうやら、においの原因は脂肪らしい。肌の…

知っているようで知らない話

“鎌倉の大仏さまはハンサム”と褒めたのは、歌人の与謝野晶子さんだという。<かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな>。 ところが、鎌倉の大仏は晶子さんの実感した釈迦ではなく阿弥陀仏で、彼女も後年自分の誤りに気づいたそうだ。でも…

クリスマスに関するあれこれ

クリスマスはキリストの誕生日ではないという。半世紀以上も生きてきて、つい最近そのことを知った。悔しいので、周りの人に訊いてみたところ、知らない人が多かった。 クリスマスとは、イエス・キリストの<降誕(誕生)を祝う>ミサなのだという。当時は日…

カレンダーの日に思わぬ歌が

1872年(明治5年)のこと。師走の声を聞いたと思えばすぐに、<きょうは元日、明けましておめでとう>ということになったそうだ。その年の旧暦12月3日が新暦の明治6年1月1日になったというのだ。 政府は月の満ち欠けを基準にした旧暦を改め新暦(太…

懐かしの昭和・それも30年代

東京・国鉄蒲田駅の操車場で、身元不明の他殺体が見つかった。松本清張さんの『砂の器』だ。殺害されたのは誰か。 やがて被害者は、51歳の元巡査と判明した。作品には、<すでに50を過ぎた老人>と書かれていた。新聞の連載が始まったのは1960年(昭…

素敵なヨコハマ物語に感謝を

昨年末、私は『ハマのメリーさんをご存知か』という記事を書いた。そして、その翌日に『ヨコハマメリー』という映画を観た。ちょうど丸1ヶ月前のことである。 自分より若い世代の中村高寛(たかゆき)監督が、あのメリーさんをどう描いているのか、たいへん…

今日がみそかで明日は大晦日

晦日(みそか)とは、本来「三十日」の古い表現であるそうだ。ふつか、みっか、…と続く先にある言葉らしい。但し、通常の解釈では<翌月の朔日(さくじつ)の前日>となる。 月相を表す弦・望・晦・朔に由来するもので、「朔」は月が現れることを意味するのに対し、「晦」は月…

ハマのメリーさんをご存知か

最近行きつけのスナックで盛り上がっていた時、メリークリスマスからの連想でメリーさんの話になった。4人での話だが、全員がメリーさんを目撃していることを知っておどろいた。 ハマ(横浜)のメリーさん。私は横浜育ちだが、あとの3人は東京や別の市の出身…

「粋な師走」に締めたいが無理か

2014年もあと2週間。毎年のことであるが、この2週間の時間経過はとくに早い。今から50年前は1964年(昭和39年)である。新幹線が開業し、東京五輪が開催された年だ。「ものづくり日本」がその本領発揮である。 高度経済成長の第2期は、1965~1…

悲喜こもごもな「お金の体感重量」とは

1億円のお札の束はどれくらいの重さと厚みなのだろう。そういえば、元銀行員の知り合いから<紙袋に1億円入れて持ち歩いた>という話を訊いたことがある。なんでも巨額な現金の移動は紙袋の方が気付かれなくて安心だとか。 名古屋市にUFJ銀行の「貨幣資料館」…

わずか6年後の隣国に3千万人以上の適齢期男性が溢れる

我が国のペットの飼育数は犬と猫だけで、15才未満の(人の)子どもの数をはるかに上回るそうである。2013年度、全国で犬・猫の推計飼育数は2,062万頭(犬1,087万頭、猫975万頭)といわれる。 人の子どもの数(15歳未満人口)は、2013年4…

井上陽水さんがアカペラで都はるみさんの『涙の連絡船』を歌ってくれたそのときの音楽風景

井上陽水さんのコンサートを2度観てる。いずれも、陽水さんが20代の頃であった。初めて生で陽水さんを聴いたおどろきは忘れられない。相模原市の小さなホールで、モップス(The Mops)というバンドがメインのコンサートであった。その前座に登場し…

フィルム写真の終焉直前に業界の現場ではデジタルカメラなど眼中になかった

100年以上の歴史ある銀塩写真が崩壊した要因は、デジタルカメラの需要がフィルムカメラを上回り、銀塩写真の必要性が失せたということである。だれもがご存知のことと思う。さて、そのときの業界の現場ではなにが起きていたのだろう。 それ以前のロールフ…

今日の「今」に秘められる「一期一会」

「一期一会」とは、「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものである。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という、千利休の茶道の筆頭の心得である。その意味をもっと掘り下…

たかが電波 されど電波

久しぶりに湘南平(しょうなんだいら)へ行ってきた。この日は雲が多くて、富士山は見えなかったが、海や市街地がとてもきれいに見えた。 それはよかったのであるが、レストハウスとテレビ塔に怪しげな者たちが約十名。ヘンな機械を並べて電波の受信や送信をし…